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2016年 01月 24日
ここ数年で最強の寒波が日本列島を覆い
冷凍庫並みの寒風吹きすさぶ中、 某所の某河川敷にやって来た怪しい集団。 皆揃いも揃って100均レインコートを羽織り その視線はある物体に注がれていた。 厚手のゴム手袋をはめ慎重に缶切りでキコキコ・・・。 中からは美味しそうなお魚が・・・ 「くせっ!!」 「昔のトイレの匂い~~!」 「動物園の匂いやっ!」 「うんこやこれー!!」 「そんなあからさまなーー(涙目)」 察しのよい方はすぐお分かりになったであろう。 かの有名な 世界一臭い食べ物・ シュールストレミング を食べる会が行われていたのだ。 シュールストレミングとはスウェーデンの缶詰で ニシンに少量の塩を振って発酵させ その最盛期に缶詰に詰めて更に発酵を続ける。 市場に出回る頃はガスが充満し、膨張して 缶が丸くなってしまうものもあるらしい。 (参考・・「不味い!」小泉武夫・著 新潮社) 今回入手したものはそんなに丸くなるほど 膨らんでいなかった為、缶切りを刺した途端 汁があたり一面に飛び散るということもなかった。 それはそれで絵柄的に残念にも思えるが あの臭さを経験すると控えめ発酵上等と断言できる。 とりあえず、何も漬けずに食べてみよう。 見た目はこはだや鯵を酢で〆たものみたいではある。 生のままのシュールストレミングとは 真夏のあまり掃除していない 汲み取り便所の中で 手作り塩辛をすすめられ、 食べてみたら 塩辛過ぎて激マズ、 しかも腐っていた。 という、シロモノでした。はい。 ネットで調べてみると現地では 玉ねぎやサワークリームなどと共に パンやクラッカーにのせて食べるものらしい。 ウオッカやアクアビットなどきつめの蒸留酒で サッと洗ってから食べるのもアリだという。 やはりそのままというのは地元民でもきついのだろう。 ヘタレの日本人もそれに倣うとしよう。 土台としてスライスチーズやライ麦パン、 食パンを用意。れっつとらい! *醤油・・・不味い *おろしにんにく・・・不味いがごまかしは効く *わさび・・・不味い *日本酒で洗う・・・不味い *アリゴソース・・・せっかくのソースが可哀想 *マヨネーズ・・・やや不味い *マヨネーズ&オニオンスライス ・・・ややマシかもしれないが匂いは消えず *牛乳で洗う・・・牛さんごめんなさい *熱い紅茶で洗う ・・・お茶漬けするとマシといったの誰!? 終始阿鼻叫喚のまま試食会を終え 会場をきれいに片づけた後も その匂いは周囲に立ち込めていた。 いやー、まだ臭いで!とお互い言いながら 帰宅しようとした参加者は 恐ろしいことに気がついた。 そう、この強烈な臭いは開けた会場ではなく、 缶の中の汁が衣服についたからではなく、 食った自分の中から漂っていたのだ! げっぷするとあの臭いが鮮明によみがえる 手の平にもあの臭いがやや残っていたのだが 臭さがかなり薄まったこの臭い、 どっかで嗅いだことがあるような・・、 あ、これナンプラーの匂いやわ。 ナンプラーって魚を発酵させたもんやし。
by maamaahuuhuu
| 2016-01-24 20:36
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